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桜田門外の変「情念の炎」ブログへようこそ

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本日も、当ブログへアクセスしていただき、誠に有難うございます。皆様のお陰で、3年間にわたって挑戦してまいりました執筆活動も無事、終了することが出来ました。心より厚く御礼申し上げます。ブログでは、時折々に思いついたこと、感じたことなどを皆様方と対話するような気持ちで綴ってまいりますので、引きつづき宜しくお願い申し上げます。
  

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講演会「鯉渕要人末裔からみた桜田事変」を終えて

  過日、水戸警友会(退職警察官の親睦団体)の研修会に講師としてお招きいただく機会に恵まれました。元警察官の集まりということで大変緊張しましたが、何とか無事に役目果たすことが出来、ホッとしているところです。実は、水戸警友会のY会長さんが高校の先輩で、副会長のS君が高校の同級生ということからご招待された次第です。S君は拙作「情念の炎」を既に読んでいたので、是非、この機会に水戸藩の歴史の一端を会員の方々に知って欲しいと願っていたようです。Y会長も「佐竹研究会」に所属していて歴史に造詣が深いことから意気投合したと伺いました。
 水戸警友会では、今まで年間行事として各方面へ親睦旅行などをしてきたようですが、今回は歴史研修会という形ではじめて実施されたようです。聞くところによりますと、通常は30人前後の方しか集まらなかったそうですが、今回はその2倍の60名が参加希望されるなど、大変歴史に興味があることが判り、驚いたとおっしゃっていました。

 講演会は水戸市内のホテルで先週土曜日の午前10時半から始まりましたが、開始時間前までにほぼ全員が集合してくれました。受付には拙作「情念の炎」上中下を用意しておきましたが、今までの研修会では一番数多く購入していただき、大変光栄に思っています。講演時間は約90分で配布した資料をもとに正午まで行いました。限られた時間内で発表するのはいつも至難の業で、何故このような大事件が起こったのかという「背景」については不十分なまま終了せざるを得なくなってしまいました。今までにも講演の機会が何度かありましたが、本当に難しいものです。
 単なる説明ではなく、現場に立った人物の思いに肉薄しなければなりませんので、その辺が毎回一番苦労することになります。また、桜田事変という場合、一般的に大老を暗殺したという部分だけを取り上げがちですが、同時に薩摩藩の軍事行動を起こすことが肝心の目的になりますので、その辺の位置づけを明確にしないと誤解を受けることになり、その評価についても全く別物になってしまいがちです。
 つまり、大老襲撃は手段の問題で、真のねらいは「幕政改革」にあるということを明確にしておかないとなりません。毎度のことですが、これを切り離してしまうと単なる「暗殺」事件で終ってしまう恐れが出て来てしまいます。これでは襲撃に加わった人たちが浮かばれなくなってしまうのではないでしょうか。勿論、暗殺を奨励する積りは全くありませんが、桜田事変を単なる「暗殺」で片づける訳にはいきません。当時の社会通念として、「その人の不覚によって死亡した場合には、お家断絶」という掟があった訳ですから、その辺も考慮に入れて考えていく必要があるのではないでしょうか。

  午後は同じテーブルで懇親会となり、小生も一緒に同席させていただきました。大勢の方々がお酒を注ぎに来ていただいたのですが、生憎ドクターストップで飲めないために御迷惑をかけてしまいました。その折にたくさんの質問が出されました。また、別の席に呼ばれて質問もされました。このことは関心の高さを示すものであり、大変嬉しく思いました。講演で不十分であったところが補足でき、本当に助かりました。
 明治新政府の高官に、水戸人が入っていないのは残念であるとの声も大分聞かれました。小生も同じ思いです。ただ視点を変えて考察しますと、例えば「成破の盟約」にあるように水戸が破壊活動を主に行ない、長州が事後措置をするという取決めをしたのですから、水戸人としては最初から新政府に加わる意思はなかった、という見方が成り立ちます。現に盟約の当事者である水戸の西丸帯刀は、木戸孝允から新政府への出仕を呼びかけられましたが、断っています。同志の多くが亡くなっているのに、今さら自分だけが・・・、という強い思いがあったと回顧録に述べています。良く考えてみれば、まったくその通りではないかと思う昨今です。水戸人には潔さがあったと思っています。全く人材がいなくなってしまった、というのは大変失礼な見方のようにも思えてならない昨今です。
  今回の講演会を通し、今まで以上に歴史に興味・関心を持っていただく方が増えたような気が致し、大変有難いと感謝している次第です。
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プロフィール

鯉渕義文

Author:鯉渕義文
1945年、那珂市生まれ。茨城大学教育学部を卒業後、教員として那珂湊水産高校、鉾田二高、太田二高などに勤務。退職し現在は桜田門外の変同好会代表幹事。

「情念の炎」上巻、中巻、下巻
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