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桜田門外の変「情念の炎」ブログへようこそ

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本日も、当ブログへアクセスしていただき、誠に有難うございます。皆様のお陰で、3年間にわたって挑戦してまいりました執筆活動も無事、終了することが出来ました。心より厚く御礼申し上げます。ブログでは、時折々に思いついたこと、感じたことなどを皆様方と対話するような気持ちで綴ってまいりますので、引きつづき宜しくお願い申し上げます。
  

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水戸天狗党関係取材の旅 (3)

待望の佐柿の准藩士屋敷跡を訪ねる

 10月16日朝、民宿「松ぼっくり」を発ち、県道27号線を東にむかうと、途中、郷市をとおって佐柿の街並にはいった。左手の海側には天王山、右手の山側には御岳山が見える風光明媚な土地柄である。目指す「若狭国吉城歴史資料館」は御岳山の麓にあり、看板も設置されていたので迷わず目的地に到着することができた。
 駐車場に車を止めて資料館の建物の方へ向かうと、意外な方が我々一行を出迎えて下さった。「桜田門外の変」研究同好会会長のN氏の友人で、今年の三月まで関西電力に勤務し、四月からは地元にあるT工務店の営業部長をなされているというTさんでした。その方については、敦賀の旅に出発する前、もしかしたら連絡をしておいたので顔を出すかも知れないとN氏から聞いていましたが、まさかそれが本当になるとは思っていなかったので、我々一同、大変驚いてしまいました。
 簡単な自己紹介の後、「どうぞ」と言って資料館に案内されました。中に入ると、事前に連絡をとっておいた学芸委員のO氏が笑顔で迎えて下さいました。初めて対面し、電話の声と実際のイメージが違っていたので、またまた驚いてしまいました。思っていたより随分お若い方で、誠に円満なお人柄でした。
 
 この資料館は、地元の行政が大分力を入れているようで、大変貴重なものが沢山展示されていました。館内の一室には、古民家を解体して移設したという書院造りの見事な部屋が再現されていて、中に入っただけで偉くなったような気分になりました。かつて、その場所にあった佐柿奉行所内をイメージして組み立てられたそうです。行灯、香炉などもあり、いかにもという風情を感じさせられました。別の部屋には、佐柿一帯の地勢を示した立体模型(ジオラマ)もあり、学芸員の方から、かつてこの地にあった国吉城に関するお話を聞くことができました。
 普段は余りこの資料館を訪れる人も少ないということでしたので、我々八人は大切な客人として扱われたように感じました。鳥取からこられたメンバーも、歴史につよい関心を寄せているので、みな真剣に展示物を見入っていました。

 室内展示を見た後、資料館より少し高い場所にある「徳賞寺」へ足を運びました。事前の学芸員のお話によれば、准藩士屋敷に収容されていた水戸藩士のお墓があると聞いていたからです。お寺の住職にご挨拶した後、近くにある墓地を見てみましたが、結局、それと思しき墓を見つけることが出来ませんでした。無縁仏になったと思われる墓石が相当数一カ所に集められ、文字も読みづらくなっていたので、発見できなかったのかも知れません。
 ついで、坂道をくだり、注目の准藩士屋敷跡に向かいました。グーグル地図では家は一軒もないように見えたのですが、その横並びの場所には数件の家が建っていました。実は、その内の一件が例のTさんの中学時代の恩師の家であると聞かされ、これまたびっくりしてしまいました。

 我々が訪問する一週間前は、石垣の周辺が草で覆われていたようですが、翌週、お客さんがくるということで、地元のライオンズクラブの方々が草刈りをして下さり、お陰さまで、綺麗になったところを見学することができました。謹んで御礼をしたいと思います。現在は、准藩士屋敷の前面にある石垣だけしか残されていませんが、当時は、数棟の屋敷があったと言います。しかも、将校屋敷、○○屋敷など名前も付けられていたと言い、牢屋敷まであったというのですから驚きです。
 歴史好きのメンバーの間から、何故「牢屋敷」が・・・という疑問が出されましたが、鳥取の森本監督の推論によれば、その屋敷をつくるという条件が付けられていたのではないということでみな納得をした次第です。あれこれ説明を聞いているうち、Tさんの恩師も現場にかけつけ、一緒になって歴史談義に加わりました。もともと恩師がそこに住んでいることはご存知なかったTさんでしたが、最近になって草とりをしている時、偶然にお会いしたと言いますから、これもまた驚きでした。この辺りは、その昔、織田信長、豊臣秀吉といった錚々たる人たちの陣所になったというお話を学芸員の方から説明をうけ、歴史的な場所であることを初めて知りました。明年は、この准藩士屋敷跡の入り口周辺を発掘調査するとのことで、新しい発見があることを期待しているところです。
 これらを見学中、Tさんから最近発刊されたばかりの「水戸天狗党敦賀関係史料」を頂戴することができ、大変感謝しております。今後の仕事に役立て、恩返しができればと願っています。最後に資料館前に集合し、記念撮影をして佐柿を離れることになりました。Tさん、学芸員に心より感謝する次第です。(つづく)
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プロフィール

鯉渕義文

Author:鯉渕義文
1945年、那珂市生まれ。茨城大学教育学部を卒業後、教員として那珂湊水産高校、鉾田二高、太田二高などに勤務。退職し現在は桜田門外の変同好会代表幹事。

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